上司が部下と信頼関係を築くためには「失敗談」を語るべきだ

上司と部下の信頼関係 仕事

世間一般的に、理想の上司のイメージって「スーパーマン」的な人じゃないですか。

仕事が誰よりも速くて、誰よりも実績を残して、仕事に一切の妥協を許さない、まさに100点満点、欠点が見当たらないような人です。

でも、部下からすると結構萎縮しちゃうと思うんですよね。

「上司はスーパーマンなのに、私はポンコツ…。中途半端な仕事の出来だと、内心馬鹿にされそうで怖いな…。」みたいな感じです。

そして、仕事のミスなどで上司に叱責されたら、「ああ、やっぱり私はポンコツなんだ。上司から見れば、私は仕事できない人間なんだ。」と自分を責めたててしまいます。

こうした「スーパーマン上司」の問題点って、部下と信頼関係を築きにくいことだと思うんですよね。

上司があまりにも完璧すぎるために、部下が委縮してしまい、上司に素の自分をさらけ出せないという問題点です。

今回は、そんなスーパーマン上司に向けての記事になります。

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「スーパーマン上司」は自分の失敗談を部下に語るべきだ

スーパーマン上司は部下と信頼関係を築くためにも、自分の失敗談を積極的に部下に語りましょう。

スーパーマン上司って、能力が高いゆえに、部下とコミュニケーションする際に「正論」や「自分の成功談」を並べがちなんです。

例えば、部下が「仕事の効率が悪い」という理由で悩んでいる時、スーパーマン上司は「ちゃんと仕事の優先順位つけてる?」「スケジュールの細分化意識してる?」「俺はちゃんと仕事の全体像を意識して業務に取り組んでいるよ。」みたいな感じで、正論や成功談をまくし立てます。

もちろん、上司が言っていることはまったく間違っていないんですが、部下からすると、スーパーマン上司に正論や成功談を並べられたところで、共感できないんですよね。むしろ委縮して、プレッシャーを感じてしまいます。

上司はそんな時こそ、部下に自分の失敗談を語るべきではないでしょうか。例えば、以下のような感じです。

「俺も昔、スケジュールが間に合わなくて取引先に謝ったことが何回もあったよ。それで反省して、自分の仕事のやり方を見直すことにしたんだ。例えば、自分が抱えている仕事を、緊急性の高いものと低いもの、重要性の高いものと低いものに仕分けして、優先順位をつけて仕事に取り組んだんだ。そこからはスケジュールの遅れが無くなって、取引先ともうまくいったんだ。だから君も、まずは仕事の優先順位をつけてみたらどうかな。」

こういう風にして、まずは失敗談を語って、そこから自分のメッセージを部下に伝えた方が、部下に響きやすくなります。

部下からすると、「こんなスーパーマン上司でも、過去に自分と同じような失敗をしていたんだ。ということは、自分も努力すればこんな上司になれるかも。」と安心して、前向きになれますからね。

個人的には、これからの上司の理想像を表すキーワードは「権威」や「エリート」ではなく、「安心感」「フラットな目線」「共感性」になると思います。

「スーパーマン上司」よりも、「等身大上司」の方が部下から慕われやすい

僕は今までいろんな上司を見てきましたが、「この人の下だったら伸び伸びと働けるな」と思った上司は、全員が「等身大」を見せてくれる上司でした。

仕事の失敗談はもちろんのこと、家族の話や、おいしい店の話、昨日観たドラマの話など、ありのままを話してくれる上司です。

だって、「仕事を完璧にこなすロボットのような上司」よりも、「超優秀だけど、失敗談やプライベートの話もしてくれる人間くさい上司」の方が、部下からすると親近感が湧くじゃないですか。

僕がある程度年齢を重ねて、部下が多くなった時に備えて、自分の失敗談のネタは豊富に持っておこうと思います。